売却不動産の魅力をアピールしましょう




不動産売却の際、その「不動産の魅力」はどう伝えたら良いか

その物件を選んで購入し、または所有している人だからこそ、その物件の魅力を一番分かっている、と思います。
ただ大切なことがあります。

その魅力を伝えたい相手は誰なのか?
「伝えたい相手=物件を探す人」が求めていること・関心を持っていることを知ることも大切じゃありませんか。

「自分が伝えたい物件の魅力=物件を探す人が求めている情報」かどうか、一度ご参考に下記アンケート調査をご覧になってみて下さい。

「物件を探す」際に「必要だと思う情報」は?【売買】

上位10位
1 .居室/リビングの写真
2 .キッチンの写真
3 .物件外観の写真
4 .バスの写真
5 .物件の設備、構造、条件に関する文字情報
6 .洗面所の写真
7 .トイレの写真
8 .収納の写真
9 .玄関の写真
10.バルコニーの写真

(他にどんな選択肢があったうえで、上位10位が選ばれているのか)

10位に入らなかった選択肢
●部屋からの眺望の写真
●建物のエントランス、ロビーの写真
●物件の周辺環境(街並み、公園など)の写真
●物件の周辺施設(スーパー、学校、病院など)の写真
●駐車場の写真
●庭の写真
●物件の室内動画
●住居内の動線が分かる動画
●物件の外観や共用部(エントランス、駐車場など)の動画
●周辺環境の動画 など

 

いかがでしょうか?自分が伝えたい魅力と一致していますか?

と言いますか、「私の家はリビングが魅力!」と思ったとして、住んでいる(住んでいた)ご自宅のリビングの写真を、不特定多数がご覧になれるインターネット上の広告に掲載する、ここに抵抗をお感じになられた方もいるのではないかと思うんです。

※お住まいや売主様が特定されてしまうような情報は広告掲載いたしておりません。

 

今では家具インテリアなどリースして売却不動産を装飾し魅力をUPさせる「ホームステージング」や、「ハウスクリーニング」を実施し、中古の使用感などを軽減させて見せる方法もあります。
ただこれらの方法は空室の物件なら実施しやすいですが、居住中の物件の際には、効果が限定的と言いますか、ハードルも高いように感じられます。

 

不動産を売却する方の中には、居住中にて販売をスタートさせ、成約後にご転居を考えるという方も少なくないでしょう。

居住中にて売却をご検討の場合も、出来ましたら室内の写真を広告掲載されることをオススメしたいと思います。

あくまでも売主様のご理解や協力あって実現できることだと承知していますが、「大切な所有不動産の魅力を伝える・適正な価格での取引」をご一緒に目指すため。

 

いいんです、もしだったら広告用の写真撮影をする日を予め決めて、その時だけ整理整頓するだけでも!
かく言う私だって、遊び盛りの子ども2人と一緒に暮らす家庭であります。
モノが溢れ(子どものせいではないですね 笑)日頃からの整理整頓なんか行き届いておりません。

例えば別の部屋があれば、一時的に移動させてリビングをすっきりと見せる演出したりして、部屋の隅から隅までを写真におさめ掲載しなければならない訳じゃありません。

 

どうしても室内が全体的にモノが多く、部屋の印象を狭く感じさせてしまうかも、という場合には短期間でのトランクルームでの保管もお考えになってみてはいかがでしょうか。

トランクルームの契約は、売却前に先行してコストがかかってしまう事ではあります。
しかしこの方法も、成約を目指すなら・適正な価格での取引を目指すなら、場合によっては見返りの期待できる先行投資だと思えます。

 

大切な家財を保管するなら、屋内トランクルームがオススメです。
セキュリティも空調も稼働していて、安心して保管できると思います。
3.9帖で目安として、幅1.9m × 高さ2.4m × 奥行3.2mの空間に保管できます。

またはこれを機に、売却し転居すると考えてみたら断捨離できるモノも出てくるかもしれません。
行政の粗大ごみ回収、または撤収から処分を請け負ってくれる、いわゆる便利屋サービスの方もご紹介できます。

 

なんとなくリビングくらいなら、と思えてきたのなら!
最初に触れた「物件を探す際に必要だと思う情報 アンケート」の2位以下を見直してみて下さい。

そうなんです、リビングの他に上位ランキングするのは浴室やキッチン。
水回り設備は、物件を探す人が気になるポイントなんです。

わが家ではキッチンは調味料がいっぱい並んでますね 笑。
浴室も落とせていないパッキンのカビもある…。

でも、接写する訳ではなく、全体の写真ですから!
例えば下記2枚の浴室の写真を見比べていただけますか。

どちらも綺麗にお使いの浴室の写真ですが、右の写真の方が少し生活感を感じちゃいますよね。
左の写真のように、浴室も撮影の際の一時的でもいいんです、シャンプーや洗剤類などは見えない所へ収納しましょう。
細かな差ではありますが、照明の色味なんかも暖色よりは白色の方が、個人的には水回りの清潔感を演出できている気がいたします。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ここまで手間をかけると、いざ売り出しをして内覧者をお迎えする前に、手放すのが惜しいと思えてきてしまったり。

そうですよね、お手間ですよね…でもそのお手間が、ご成約という結果に繋がるものだと信じています。
必ずしもこうして下さい、という事ではなくて、出来る部分だけでも取り入れてみて頂けると良いと思います。

 

また、室内写真は売却活動を担当させて頂く不動産会社が撮らなければならない訳ではありません。
お客様ご自身で撮影された写真を広告活用されても問題ないと思います。
その際はここまでに少し触れた写真撮影のコツなどご参考になさってみてください。

不動産を魅力的に見せる写真撮影は、まだまだ語り切れない事がたくさんあります。
かれこれ何十万枚と物件写真を撮ってきたものですから…。

不動産のご売却をお任せいただいた際には、当社も全力でサポートさせて頂きます。